ミニベロでサイクリング 廃線跡をゆく!① 別子鉱山鉄道下部鉄道跡

Teacher

 「ミニベロ」とは、タイヤが小さめで比較的コンパクトな形状の自転車のことです。地域調査を行う際、自動車では移動が困難な場所を巡るために購入しました。私の愛車はこれです。

Teacher

 折り畳むと非常にコンパクトになるので自動車に積んでいても邪魔になりませんし、iPhoneなどのスマートフォンやその他撮影機材を装着すれば、簡単に車載動画を撮影することができます。本テーマではミニベロを駆使して撮影した車載動画をご覧いただきます。第1回目は、別子鉱山鉄道下部鉄道跡〔新居浜市〕です。

別子鉱山鉄道下部鉄道跡をゆく

Teacher

 別子鉱山鉄道は、明治26〔1893〕年の開業から昭和52〔1977〕年までの84年間、新居浜市において鉱石輸送や旅客輸送を行っていた住友金属鉱山運営の鉱山鉄道の通称です。山岳部の上部鉄道と平野部を走る下部鉄道から成っていました。新居浜市が駅跡等に設置した解説板に概況がまとめられています。

別子鉱山鉄道の敷設出願から竣工直後までの概況
Teacher

 上部鉄道は明治44〔1911〕年に廃止されましたが、工場への通勤者の増加や沿線住民の強い希望により昭和4〔1929〕年から地域の人々が利用できる「地方鉄道」になるなど、下部鉄道は80年以上にわたり新居浜の大動脈として大きな役割を果たしました。別子鉱山鉄道のルートを記した概要図が解説板に記載されています。ご覧ください。

別子鉱山鉄道概要図
Teacher

 下部鉄道には端出場駅〔現 マイントピア別子〕山根駅土橋駅滝ノ宮駅星越駅惣開駅昭和橋駅新居浜港駅の8駅が設置されていました。今回巡ったのは、自転車・歩行者専用道路として整備されている区間及び星越駅までの約6.8kmです。もちろん鉱山鉄道が走っていた時代と同じ風景ではありませんが、その面影を感じ取ることができます。それでは、ご視聴ください〔約14分〕。

Teacher

 いかがでしたか。下部鉄道のすべての区間が自転車・歩行者専用道路として整備されているわけではありませんが、それでも鉱山鉄道が市内を走っていた頃の風景を想像することができたのではないですか?新居浜市は国鉄新居浜駅連絡線跡も自転車・歩行者専用道路として整備していますので、別稿にて紹介いたします。それでは最後に、各駅跡等に設置されている解説板をご覧ください。

Teacher

 本稿はこれで終わります。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。関連記事もご一読ください。


【関連記事】

フォローお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です