ミニベロでサイクリング 廃線跡をゆく!② 国鉄新居浜駅連絡線跡

Teacher

 「ミニベロ」とは、タイヤが小さめで比較的コンパクトな形状の自転車のことです。地域調査を行う際、自動車では移動が困難な場所を巡るために購入しました。私の愛車はこれです。

Teacher

 折り畳むと非常にコンパクトになるので自動車に積んでいても邪魔になりませんし、iPhoneなどのスマートフォンやその他撮影機材を装着すれば、簡単に車載動画を撮影することができます。本テーマではミニベロを駆使して撮影した車載動画をご覧いただきます。第2回目は、国鉄新居浜駅連絡線跡〔新居浜市〕です。

国鉄新居浜駅連絡線跡をゆく!

Teacher

 新居浜駅西隣にあるフジ新居浜駅前店付近連絡線の詰所やホームがありました。この場所です。

フジ新居浜駅前店付近〔左からJR予讃線の線路、国鉄新居浜駅連絡線跡、フジと続く〕
Teacher

 フジ新居浜駅前店の南西部に解説板が建てられています。説明文を読んでみましょう。

国鉄新居浜駅連絡線の解説板
Teacher

 説明文中にある「国鉄沿線からの通勤者の確保と原材料・製品等の大量輸送に迫られた」というのは、戦時中であったということが背景としてあります。昭和12〔1937〕年勃発の日中戦争及び昭和16〔1941〕年勃発の太平洋戦争を同時に遂行していた時期ですね。なお、別子銅山記念館で屋外展示されている小型蒸気機関車がこれです。      

Teacher

 ドイツのクラウス製造所から購入したというのは、伊予鉄道株式会社の第1号機関車と同じですね。ちなみに、梅津寺公園に展示されている伊予鉄道の機関車をご覧ください。     

Teacher

 ほぼ同じですね。さて、人と物資を輸送して新居浜の発展に寄与した国鉄新居浜駅連絡線ですが、戦後の交通手段の中心がバス輸送に移ると利用客数が激減し、下部鉄道より10年も早くその役割を終えました。跡地は現在、下部鉄道跡と同様、自転車・歩行者専用道路として整備されています。それでは動画をご覧ください。どんな風景が広がっているか、確認してくださいね〔7分52秒〕。     

Teacher

 いかがでしたか。下部鉄道跡もそうですが、形を変えてでも市の発展に貢献したものを残し続ける姿勢には頭が下がります。機会を見つけて何度でも廃線跡をサイクリングし、在りし日の姿を想像し続けたいと思います。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。関連記事もご一読ください。    


【関連記事】

フォローお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です