皆さんは正岡子規の『散策集』を読んだことがありますか?『散策集』とは、夏目漱石や俳句仲間と一緒に松山近郊を散策した際に作った俳句や吟行の様子をまとめたもので、明治28〔1895〕年のことです。
この年、病気療養のために松山に帰省した子規は、当時松山中学校の英語教師として松山に赴任していた夏目漱石の下宿【愚陀仏庵】で52日間の共同生活を送ります。ここには多くの俳人が集まり、たびたび句会が開かれました。そんな中、子規は仲間とともに5回にわたって松山近郊を散策します。
散策を行った日 | 目的地 | 散策を行った人々 | |
1回目吟行 | 9月20日 | 石手・道後方面へ | 柳原極堂とともに |
2回目吟行 | 9月21日 | 御幸寺山山麓〔城北方面〕へ | 柳原極堂・中村愛松・大島梅屋とともに |
3回目吟行 | 10月2日 | 中の川・石手川堤へ | 子規一人で |
4回目吟行 | 10月6日 | 道後湯之町へ | 夏目漱石とともに |
5回目吟行 | 10月7日 | 雄郡・今出・余戸へ | 子規一人で村上霽月を訪ねる |
このページは、正岡子規の吟行ルートを実際にたどり、子規の筆及び俳句による明治28年当時の風景と現在のそれとを比較した記録をまとめたものです。『散策集』の記述に沿ってまとめました。どうぞご覧ください。
正岡子規『散策集』吟行の道をたどろう!
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いかがでしたか?正岡子規の吟行の旅から120年以上が経過しているにもかかわらず、その道のほとんどを辿ることができるというのは本当に奇跡だと思います。当ブログの記事を読んだ後、正岡子規たちが歩いた道を皆さんもたどってみてください。最後に、関連サイトのリンクを添付しますので、合わせてご覧ください。